桑の実が熟れて地面に落ち始めるとアナグマが食べにやってきます。
最初は白い実がなり、段々赤く染まってきます。
黒くなったら食べごろです。
人が近づくとちゃんと逃げていきます。
目も耳もあまりよくないイメージがありますが、しっかり周囲を警戒していて安心します。
あと二週間くらいはアナグマにとって幸せな時間が続くでしょう。
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雛の季節
木の低いところからピーピーと鳴き声が聞こえてきました。
近づいてみると、虚の中にシジュウカラの雛たちがいました。
無事に巣立ってくれるといいですね。
ヒメマスのこと
ヒメマスを買いに西湖の漁協へ行ってきました。
いろんな話をきかせてもらいました。
何年かおきにヒメマスは産卵のために湖から漁協への小さな魚道を遡上するそうです。
漁協を故郷だと思ってるのがかわいいですね。
狭くて短い魚道がヒメマスであふれかえるのを見てみたいものです。
買ったヒメマスは燻製にしていただきます。
柿の渋み
日帰り温泉の玄関前に小さな柿の成る木が生えています。
たぶんマメガキだと思います。
熟れてきたので食べてみると、とても甘いのですが渋みも残っていました。
渋みはタンニンで、種が成長する前に鳥に食べられるのを防ぐ役割のはずです。
なので渋みが抜けたらすぐに鳥に食べられてしますのでしょう。
今のうちにもいで干してみます。
皮がうすいので半分は皮をむかずにそのままやってみます。
どうなるでしょう。
さて、渋みが防衛手段と考えると甘柿って何なのでしょうか。
成熟する前に渋みがなくなっているというのは致命的な気がします。
でもそれが人に有難がられて残っていくのですね。
何が正解かわかりませんね。
夕暮れの西湖
魚がたくさん跳ねています。
食事の時間でしょうか。
湖中のゴミ拾い
繁忙期も終わり、少し時間に余裕ができたので毎日の仕事場とさせていただいている湖の清掃をします。
リゾート前のくわるび浜からスタートして、ほんの100メートルほどしか進んでいないのですが、沢山のゴミがありました。
普段から気づいているはずなのに、すぐに取れないものだから見て見ぬふりをしてしまっていました。
場所柄、ワームや釣り糸も見つかりました。
鵜など、水鳥が飲み込んだり、身体に絡まったりもするでしょう。
ビニール袋やプラスチックゴミなんかも誤って食べてしまう可能性もあるでしょう。
「ゴミだからダメ」ではなく、実物を見て、そのゴミがどういうことを引き起こすかを考えるともっとリアルになるような気がします。
子どもたちに向けて、実際にゴミを拾って、そんなことを考えるプログラムを作りたいと思います。
役目はまだ終わっていない
湖畔の柳の大木が枯れて伐採することになりました。
切られた木の中からはミツバチやアリ、他にも沢山の虫が出てきました。
突然引越しを迫られた形です。
枯れても沢山の生き物の住処となり、あと数十年は役割があったのでしょう。
そして最後は土に還っていくはずでした。
倒れて、もし近くに人がいたら危ないということで伐採となりました。
伐採された柳は薪になる予定です。
出来ればまな板なども作りたいと思っています。
大雨の役割
昨日からの大雨で湖が増水しています。
雨によって山から土と栄養が運ばれてくるのか、ヘラブナやコイはここぞとばかりに浅瀬に集まっています。
雨によってできた水路を登っていこうとするところを見ると産卵場所を探すための行動にも見えます。
釣り人にとっては絶好のタイミングなのでしょう、何人かは朝から雨の中を湖上に出ています。
それぞれの戦略
ソメイヨシノが散り始め、葉桜になる。
すると今度はすぐ隣のオオシマザクラが満開になる。
ソメイヨシノは花のあとに葉がでるが、オオシマザクラは同時か若干、葉のほうが早いくらいだ。
普通に考えるとこちらのほうが素直な気がする。
しかしモクレンや桃なども前者だ。
この違いはなんだろうと思い調べてみた。
諸説あった中で一番しっくりきたのは受粉方法の違いだった。
花粉を風で飛ばすなら葉がないほうが飛びやすく、虫に運ばせるなら、虫が鳥から隠れられるように葉があるほうがよい、というもの。
風まかせよりも虫に運んでもらうほうが受粉の効率はあがるだろう。
しかし花を先に咲かす選択はライバル達に先んじることはできるのかもしれない。
ただ葉が後の場合は光合成ができず冬に相当なエネルギーを蓄えておく必要があったりもするだろう。
結局のところ何が本当なのかはわからない。
それでも皆、その環境下で其々の生存戦略を選択しながら長い年月をかけ進化してきたのだ。
そしてわたしたちもそのひとつなのだ。
春の訪れ
凍っていた大地が融け始め、あちこちで蒸気が立ち昇っています。
春ですね。